みなさん、響座いなせ組さんを知っていますか?
三重県松阪市を中心に活動する和太鼓チームで、SNS総フォロワー数80万人以上のインフルエンサーhitomi(松本仁美)さんが所属しています。
hitomi(松本仁美)さんは、TikTok Awards Japan 2022のMusic Creator of the Yearにノミネートされた日本の音楽クリエイター5人のうちの1人で、同じくTikTok Awards Japan 2022のTik Tok LIVEでは2位を獲得した実力者です。
hitomi(松本仁美)さんの所属する響座いなせ組さんは、地元のお祭りやイベントで演奏されたり、介護施設などで訪問演奏をされるなど、地域との交流を大切にされています。
MieLではその活動に共感し、これまでも記事で紹介してきました。
これまで紹介してきた響座いなせ組関連の記事はこちら
-
三重で活動する団体応援!日本文化を継承する「和太鼓 響座いなせ組」紹介
続きを見る
-
松阪から世界へ和太鼓を発信!響座いなせ組20周年公演をITでサポート!
続きを見る
今回は2023年8月12日(土)に三重県松阪市のクラギ文化ホールで開催された響座いなせ組結成20周年記念公演についてお届けします。
本公演には、地元松阪や三重県はもちろん県外からも公演を見に来た人や、同時開催されたLIVE配信では海外からの視聴もあるなど、地域だけに限らない盛り上がりをみせていました。
和太鼓で心を打つ!迫力と感動の公演を振り返る
熱気につつまれた当日のロビーの様子
ロビーに入ると笑顔でチケットの確認をするスタッフの方たちと、たくさんのスタンド花がお出迎えしてくれました。
掲げられている「のぼり」も目を引きます。のぼりには今回協賛された方のお名前や団体名が書かれていました。
さらに奥へ進むと響座いなせ組のグッズと、活動内容を年ごとにまとめたアルバムが展示されていました。
アルバムは長く響座いなせ組さんを応援しているファンの方に、これまでの思い出や歴史を思い起こさせる内容となっていたようです。
また、最近響座いなせ組のファンになった方や初めて公演に来たという方が、これまでの歩みを知れる展示となっていました。
アルバムコーナーと通路を分けるホワイトボードには、響座いなせ組のメンバーのメッセージが掲示されていました。
響座いなせ組さんの公演にかける想いに触れ、さらに期待が高まります。
ホールに向かおうとした時、壁を見るとイベントの告知映像が流れていました。
これは、映像コンテンツを手掛ける株式会社 ドキドキファクトリーさんが制作したものです。
株式会社ドキドキファクトリーの久保代表が、サンエルの社長、副社長と高校時代の同級生で友人という縁があり、サンエルが響座いなせ組さんをサポートする理由や想いに賛同してくれたことで映像制作がはじまりました。
映像を観て公演を観に行きたい!と思ってもらえるように、映像を観た人に楽しんでもらいたい、そんな願いを込めて作り出し完成したものは、制作側の視点から見ても何度でも見たくなる映像になったと思います。
せっかく制作した映像なので、当日も来場される方々にぜひ観てもらいたい、開演までの時間を楽しんでもらいたい、そんな思いからプロジェクターを設置し、会場ロビーの壁一面に映像を投影することをサンエルから響座いなせ組さんにご提案し実現に至りました。
この告知動画はhitomi(松本仁美)さんのfacebookで見ることができますので、ぜひご覧くださいね。
響きわたる迫力満点の演奏
開演時間の18時、雑談の聞こえていたホールが、暗転したことで静寂に包まれました。
幕が上がり公演が始まったことがわかると、観客の視線は舞台に集まり、まず目にしたのは「響座」の文字。
響座いなせ組さんは大人だけでなく、小学生や中学生などを含むメンバーで構成されています。
スモークがたかれると舞台は幻想的な雰囲気に変わり、まず最初に姿を見せたのはでんでん太鼓を手に持つ子どもたちでした。
それからほかの演者がゆっくりと和太鼓の前に現れ、太鼓の音が重なって演目の始まりました。
公演の演目
- 序~旭陽(じょ~あさひ~)
- 大地
- どんとこい
- RUN
- WAVE
- 2000
- 天(てん)
- 戯~Ajara~
- TODOROKI
- 夏めく
- もみじ狩り
- 面舵(おもかじ)
- 流鏑馬(やぶさめ)
- ・・・またね
赤字は新曲です。
私の席はまわりには子どもが多く、音に魅かれて舞台を真剣に見つめる姿も。
はじめはそんな様子を微笑ましく見ていた私も、いつの間にか演奏に夢中になり舞台から目が離せなくなっていました。
演奏が終わるたび拍手を贈りますが、その間も演者は静かに素早く和太鼓の移動を始めます。
そして次の曲が披露されるのですが、移動があまりに鮮やかに行われるので、移動の姿を含めて拍手を贈っていました。
一つひとつの曲がエネルギーに満ちていて、観客の心を逃さないというように、曲から曲はスムーズに移行します。
気持ちを昂らせる和太鼓の振動に体だけでなく心も揺さぶられながら、まるで和太鼓を介した物語を見ているような気持ちにさえなりました。
私が印象的だったのは「もみじ狩り」です。
和太鼓の音が響き渡る中、女性を表すおかめのお面を付けた演者が舞台上に颯爽と現れ、もみじの枝や扇を持って優雅に踊り曲を盛り上げました。
しかし曲の途中、後ろを向いたかと思うと次にこちらに顔を見せた時には嫉妬や恨みを表す般若の面に変わり、その感情を表現するように力強い和太鼓の音が響いたのです。
音の影響もあり、迫力で鳥肌が立つほどでした。
凛々しい演出で観客を魅了したのは「流鏑馬」です。
左手で2本のバチを弓に見立て、右手で矢を射る動作で流鏑馬を表現しています。
先ほどまで笑顔で和太鼓を叩いていた演者が矢を射ると、太鼓の音が見えない矢となり観客に衝撃を与える、そんな臨場感のある演目でした。
前の座席にいた私の背後から太鼓の音が聴こえる!そう思い振り替えると、なんと客席から演者が登場!
客席に手拍子を求める演者の姿を見つけると、観客からも手拍子が起こりホール全体に一体感が生まれ、一緒に演奏している、そんな感覚を味わえました。
楽しい時間はあっという間に過ぎて、最後に響座いなせ組代表の松本智子さんからご挨拶があり幕を下ろします。
名残惜しそうに観客はロビーに集まり、見送りをする響座いなせ組のメンバーに声をかけたり、互いに公演の感想を語りあう姿が見受けられました。
公演をサポート!サンエルの3つの取り組み
「和太鼓の魅力をもっと知ってもらいたい!」「たくさんの人を元気にしたい!」「世界中の人に和太鼓の音色を届けたい!」
そんな響座いなせ組さんの熱い想いに共感、応援したいと思い、サンエルでは本公演で3つのサポートをしました。
本番に向けて盛り上げる!公演LPを制作
いわゆるLP(ランディングページ)と呼ばれる響座いなせ組結成20周年記念公演のページを作成しました。
これは公演概要やチケットの購入方法、ライブ配信についてなど、公演情報をまとめたページはサンエルが制作したものです。
LPを作成したことで関係者からは「イベント告知情報が拡散しやすい!」と、嬉しい反響をいただきました。
また、今回のLPは英語版の対応をしたことで響座いなせ組さんが目指す「松阪市から世界へ」の発信のお手伝いができたと思います。
リアルタイムで感動を共有!世界に向けてライブ配信を実施
この公演のお話しを聞いたとき、hitomi(松本仁美)さんがSNSで和太鼓の発信をされていたり、海外のフォロワーも多いのでぜひ海外の方にもこの特別な公演を観てもらえるといいのではと考え、世界に向けてのライブ配信を企画し響座いなせ組さんに提案しました。
映像制作を手がける株式会社ドキドキファクトリーさんと響座いなせ組さんを繋ぐパイプ役としてサポートを行い、ライブ配信が実現しました。
ほかにも、ライブ配信が無事に終えられるよう、会場の配信環境を整えるなどの準備をして当日を迎えたのです。
配信サイトZAIKOで世界に発信されたライブは日本国内はもちろん、海外からのアクセスもあり狙い通り無事成功!
公演後の1週間は、後追い視聴「アーカイブ配信」で公演の様子を見ることができたので、響座いなせ組のメンバーも公演の様子を見ることができて喜んでいました。
そのほかにも、お盆期間中ということもあり、当日予定があったり、帰省していて会場に足を運べなかった方が旅行先や帰省先からライブ配信で響座いなせ組さんの公演を観れて良かった!と嬉しい反響が。
ライブ配信を通じて、会場を超え世界中に和太鼓と人とのつながりが広がったと感じ、オンラインの持つメリットを感じた機会でもありました。
なおライブ配信の映像で制作された「旭陽/asahi」PVがhitomiさんのYoutubeチャンネルにアップされていますよ。
地域社会も応援したい!人や団体、企業を繋げるサポート
今回サンエルは、響座いなせ組さんと地元企業を繋げるサポートもしました。
これまでサンエルが地域で活動してきた中で、ご縁のあった企業や団体、サンエルと同じように地域貢献を目指す企業にお声がけしたところ、地域を盛り上げたい熱い想いを持つ企業さんとお話しをさせていたくことができました。
貴重なお時間を取って頂いた企業や団体の皆様、本当にありがとうございました。
響座いなせ組さんと一緒に足を運んで、公演の趣旨や懸ける想いを伝えると「ぜひ応援したい!」と協賛していただけることになり、響座いなせ組さんと地元企業を繋げる役割を果たせたことはサンエルのとっても良い経験になったと思います。
今回協賛いただいた有限会社北山建築様、ニプロファーマ株式会社伊勢工場様、バウハウス株式会社様、株式会社まるよし様(五十音順)、ご協力ありがとうございました。
まとめ
響座いなせ組さんの掲げる「太鼓を打つということは心を打つということ」の言葉から受ける、和太鼓で人々に感動を与えたい、豊かな気持ちになってほしい、との想いはサンエルが掲げる企業理念「かかわる人を幸せにする」と通ずるものがあります。
この想いに賛同し、LP制作やライブ配信、告知活動のお手伝いなど、サンエルのできるサポートをすると決めました。
願った通り、地域や世界の人々と響座いなせ組さんを繋げることができ、これはサンエルにとっても大きな成果です。
これからも、サンエルは響座いなせ組さんの応援はもちろん、かかわる人を幸せにする企業理念のもと、地域社会を盛り上げる取り組みを続け、地元への貢献を目指します。
冒頭でご紹介した、インフルエンサーとしても活躍中のhitomi(松本仁美)さんに公演の感想や想いについてインタビューさせて頂きました。
こちらで掲載しておりますので、あわせてご覧いただければ嬉しいです。
-
松阪から世界へ和太鼓を発信!響座いなせ組20周年公演をITでサポート!
続きを見る
-
三重で活動する団体応援!日本文化を継承する「和太鼓 響座いなせ組」紹介
続きを見る