日中の暖かな日差しに、春の訪れを感じるここ最近ですね。
さて、松阪市には、地元の小学生なら誰もがお世話になった「松阪市森林公園」があります。
もともと、松阪市森林公園は野外集団活動や保健休養を目的に整備された施設で、松阪市森林公園といえば、多くの方が「桜の名所」と思うほど、市民にとって「お花見スポット」として身近な自然公園です。
この松阪市森林公園は、2021年4月のリニューアルにともない、キャンプや川遊び、登山まで楽しめる広大な自然公園として生まれ変わりました。
松阪市森林公園の魅力的な施設紹介
森林公園の施設1:手ぶらで行っても、キャンプが楽しめる!
山に川に囲まれた三重県は、県内にキャンプ場が多数あります。このため、大型連休にもなると、キャンピングカーと出会う頻度も多い印象です。
とはいえ、キャンプ初心者からすると、初めてのキャンプ経験は、準備することや知らないことがたくさんで、ハードルが高く感じるものではないでしょうか。
キャンプ初心者にありがちな、キャンプ道具一式を買いそろえなくても、松阪市森林公園では、設備やレンタル品が大いに充実しているので安心です。
テントや寝具、照明や焚火グッズに調理器具など、キャンプに必要な道具一式を借りられるようになっています。このように、初めてキャンプにチャレンジする方にとっても、身軽に遊びに行ける品揃えです。
テントサイトにはウッドデッキ式テント台があり、金具に結び付け、簡単に設営できるのも魅力です。
テントサイト20区画には、オートキャンプサイト(普通車1台駐車可能)、水洗トイレ&シャワー付きのバンガロー棟が設けられています。さらにキャンプ場としては珍しいお風呂設備(森の湯)が備わっています。
今回のリニューアルにともない、テントを建てるサイトに焚火スペースも作られ、利用者のみなさんには大変好評のようです。
焚火を起こして1日中ゆっくり過ごすソロキャンパーや、すぐそばの川で川遊びをする家族など、楽しみ方は様々です。
森林公園の施設2:巨大鉄板のあるバーベキュー場
森林公園にはバーベキュー施設が2種類あります。
まず、直径1.5mの巨大鉄板のある「BBQハウス」です。
鉄板上いっぱいに食材を乗せて、豪快に焼けば、テンション上がります!一気に大量の焼きそばを作ったり、巨大お好み焼きなんかも作れます。
また、このBBQハウスは建物内で利用できるので、雨降りや強風でも気にせずに利用できるのが特徴です。
大ルーム:鉄板2つ 20名様まで 2時間 6,600円(税込)
小ルーム:鉄板1つ 10名様まで 2時間 4,400円(税込)
※料金に含まれる備品
まな板、包丁、トング、菜箸、フライ返し、サラダ油、流し台、冷蔵庫も完備
もう一つのバーベキュー施設は、「七輪長屋」です。
その名のとおり、七輪を使って炭火焼が楽しめます。
1区画6名の利用で、長屋のように横並びに区画が分かれています。
BBQセットを予約すれば、食材を用意してもらえますよ。もちろん、食材やドリンクの持ち込みもOKです。
詳しくは、松阪市森林公園のホームページで確認してくださいね!
食材を調査するなら「ベルファーム 農家市場」と「伊勢志摩みやげセンター王将 松阪店」
キャンプやバーベキューの食材の調達におすすめの場所を2つ紹介します。
どちらも松阪ICを降りて、2、3分のところにあるので、すぐに立ち寄れます。
まず、松阪農業公園ベルファーム内にある「ベルファーム 農家市場」がおすすめです。
地元で採れた新鮮な野菜や果物、お米やお肉も扱っていますよ。
また、松阪農業公園ベルファームには、さまざまな施設が併設されていて、色々と巡って楽しめます。
-
松阪農業公園ベルファーム|自然豊かな散歩道や広場で子連れ家族も満喫
続きを見る
もう一つが「伊勢志摩みやげセンター王将 松阪店」です。
伊勢志摩の伊勢海老やサザエや牡蠣といった貝類など、魚介食材の品揃えが豊富です。
海鮮バーベキューをしたいなら、こちらで食材を揃えるといいですよ。
森林公園の施設3:川遊びが楽しめる親水公園
夏休み期間のみ、10:00〜16:00まで無料で開放されている親水公園。
夏は、思いっきり水遊びをしたい!そんな子供たちの川遊び用に作られていることから、水深は浅く整備されています。小さなお子様連れのファミリーにとっても、安心して遊ばせることができます。
保護者の方は、すぐ側にある東屋でくつろげますよ。ただ、この一棟しかないので、朝一に行かないと席が取れないかもしれません。
時間帯によっては日除けできる場所も少なくなるので、熱中症にならないように気をつけましょう。
親水公園利用時の注意点
- 管理棟事務所の受付で届け出が必要
- 親水公園内でのBBQ、火気の使用、喫煙、ペット類の連れ込みは禁止
森林公園の施設4:芝生広場と総合遊具
つぎに紹介するのは、芝生広場です。
春は桜、秋には紅葉がキレイで花見客でにぎわってます。
広場の周りには歩道があって、ゆったりと散歩もできるんです。
ただ、山のふもとにあるため、結構勾配があります。日頃からあまり運動をしていないと、すぐに息が上がるかもしれません(笑)
芝生広場を登ったすぐ先にあるのが総合遊具です。
数種類の滑り台やうんていが設置されていて、遊具を見つけた子供たちが、喜んで一気に広場を駆け上がっていく姿を見かけます。
森林公園の施設5:松阪市街が見渡せる観音岳の展望台
その昔、伊勢湾を航行する船人の目印とされていた観音岳は、松阪市森林公園内に登り口があります。
登山をするときに、多くの登山口は駐車場が遠かったりして、登山者の不安要素の1つかと思います。観音岳は、松阪市森林公園の広大な駐車場が使えるので、安心して楽しめます。
また、標高は605.9mとそこまで高くなく、登山道中腹には松阪市街を見渡せる展望台が設置されています。
森林公園から観音岳までのコースは、尾根歩きですが、登山道が整備されています。
このため、危険な箇所はほとんどなく、登山初心者にとっても楽しめるコースとなっています。
天気がよければ、富士山も見えることもあるため、登山時期には多くの人で賑わいます。(※今回は残念ながら、富士山には出会えませんでした)
森林公園の施設6:気軽にランチが楽しめるお食事処「花おこし」
最後に、食事や軽食がとれるお食事処「花おこし」の紹介です。
季節の天ぷらとうどんがセットになった定番メニューの「花おこし定食」、三重県産の鶏ムネ唐揚げを使った「チキン南蛮定食」や「から揚げ定食」など、お手頃価格で食事が楽しめます。
また、たこ焼きやフライドポテト、ジェラートなど、ちょっとした軽食やスイーツもあります。
川や広場で遊んだあとに、ほっこりと食事をとりながら休憩するのにいいお店です。
お店の前にはサイクルラックが置かれているので、サイクリング途中の立ち寄りにもおすすめです。
松阪市森林公園のまとめ
一般的に、キャンプ場というと山奥にあるイメージが強いかもしれません。松阪市森林公園は、松阪市街地からも近く、松阪インターチェンジからも5分の好立地にあります。
このアクセスの良さから、休日は全体の利用者の6割以上が、県外(愛知県や大阪)から来ています。遠方の利用者も多い松阪市森林公園ですが、地元の人たちにとっては、日常の散歩コースとしても知られています。午前中は比較的、人も空いていることから、朝の散歩コースの穴場ともいえます。
2022年からは、園内のキャンプ場などに、無線通信でデータの送受信ができるWi-Fi環境が整備されました。
川のほとりや森の中にある計20区画のキャンプ用テントサイト、6区画の車用サイト、木造平屋の研修棟(木工棟)、6棟のバンガロー周辺、これらの利用者は、通信量に気兼ねすることなく使えるようになりました。
施設リニューアルやWi-Fi環境が整えられたこともあり、キャンプ場などの利用は、例年だと冬季はほとんどないそうですが、2022年2月は100件以上の利用や予約があったそうです。
松阪市森林公園は、今後は、ワーケーションといった新しい生活スタイルにおいても、活用できる施設といえそうです。
施設名 | 松阪市森林公園 |
入園料 | 無料 ※各施設使用料は公式ホームページでご確認ください |
住所 | 〒515-0845 三重県松阪市伊勢寺町1678 |
電話番号 | 0598-58-0040 |
営業時間 | 9:00-17:00 |
定休日 | 毎週水曜日(祝祭日の場合は開園) |
ホームページ | https://www.msk-shinrin-kouen.or.jp/ |
@shinrinkouen |