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三重で活動する団体応援!日本文化を継承する「和太鼓 響座いなせ組」紹介

和太鼓 響座いなせ組

三重県には地域を盛り上げるために活動している団体や、地元に愛されている飲食店やお店がたくさんあります。

MieLではそんな三重県で活動する団体や人を応援し、地域の活性化に繋げていきたいと思っています!

三重県で活動する団体の中で、今回紹介するのは、子どもたちに日本の伝統芸能を継承している和太鼓チーム「響座いなせ組」

響座いなせ組は「太鼓打つということは心を打つこと」をモットーにしており、今年で結成19年目を迎える地元和太鼓チーム。

松阪市で活動する「響座いなせ組」が、どのような取り組みをしているのか、和太鼓の魅力なども交えてお伝えしますね。

西川
和太鼓に興味がある、習ってみたい、イベントに行ってみたい!そんな方は必見です♪

日本の伝統芸能でもある和太鼓の魅力

和太鼓の魅力

突然ですが、みなさんは「和太鼓」を演奏したことはありますでしょうか。

お祭りやイベントで見たことはあっても、演奏はしたことがないという方も多いと思います。

最近では、スポーツ要素を兼ね備えた音楽教室として、子供の習い事としても人気がある和太鼓。

魅力は大きく分けて5つあります!

和太鼓の魅力5つ

  1. 挨拶習慣・礼儀作法が身につく
  2. リズム感が身につく
  3. 運動不足解消
  4. 表現力・度胸がつく
  5. コミュニケーション能力アップ

こんなにも多くの魅力を持つ和太鼓ですが、習える教室やチームが少ないのも現状。

響座いなせ組も「存在自体も知らないかたが居るから、和太鼓やチームの認知度をもっと上げたい」と日々SNS活動にも力を入れているそうです。

地域の子ども達に、日本の伝統芸能である和太鼓を継承するために活動している響座いなせ組ですが、先にプロフィールを紹介!

響座いなせ組とは

響座いなせ組とは

冒頭でも軽く触れましたが、響座いなせ組は、三重県松阪市を中心に市外・県外でも活動している和太鼓チームです。

1998年、日本に古くから伝わる和太鼓を用いた独自の創作演奏を行う一座として「響座」を結成。

2003年には響座の青年育成の一つとして「いなせ組」も結成し、地元松阪市でのイベントやお祭りなどを中心に和太鼓演奏を行っています。

現在は「響座いなせ組」として、小学生~大人の約20名が在籍。

未来を担う子どもたちに、日本の伝統芸能である和太鼓の魅力と文化を継承しています。

そんな響座いなせ組は、チーム活動をするうえで大事にしていることが3つあるそう。

響座いなせ組の1期生メンバーとして所属している松本仁美さんに詳しい内容をお聞きしたので、順番に紹介していきますね。

1.礼儀作法・挨拶・感謝をきちんとする

―――大事にしていること1つ目はなんですか?

松本: 入座時から徹底して伝えているのは「挨拶と礼儀」です。

チームの練習は礼に始まり礼に終わるのですが、「おはようございます」などの挨拶はもちろん、「ありがとうございます」「お願いします」「お疲れ様です」など、シチュエーション別に細かく指導しています。

また、挨拶だけでなく礼儀作法についても伝えるようにしているんです。

たとえば「人の前は通らない」「目上の人が座っていたら、自分も座って話す」「敷居を踏まない」など。

知らなくても生活することはできますが、大人になったときいつかその習慣が役に立つときがくると思っています。

子どもだから知らなくて良いという訳でなく、一人の人間として向き合うように心がけているんです。

礼儀作法を教えることは、子ども達の未来のため、そして日本の美しい習慣・文化を受け継いでいくためにも、継続して力を入れていきたいと考えています。

2.お客さん目線に立った演奏

お客さま目線で和太鼓演奏

―――挨拶、礼儀以外で大切にされていることはありますか?

松本: これは演奏時に最も大切にしていることなのですが……常に「お客さん目線を意識すること」をメンバーには伝えています。

和太鼓は一人でも演奏できますが、観ていただく方がいることで音楽として成り立ちます。

他の楽器や芸術でも同じだと思いますが、人に伝えようと思って演奏することは最も大事だと、わたし達のチームでは考えています。ですから、自分たちが楽しいだけでなく、お客さんも楽しいと思えるよう指導しています。

たとえば、曲のイメージを表現することも、お客様目線立つことの一つです。

「WAVE」という曲なら波をイメージして、「流鏑馬(やぶさめ)」という曲なら馬が駆ける様子を音で表現するなど、イメージ・映像の共有をして、表現力を磨いていくのです。

お客さんが聴いたとき・観たときに自分が伝えたいことが伝わっているかを考えることは、とても難しいのですが、練習では何度も伝えるようにしています。

3.メンバー同士の関わりを深める

和太鼓練習の風景

―――練習の雰囲気をみると仲がよさそうですが、意識していることはありますか?

松本: 指導者対メンバーではなく、メンバー同士の関わりも大切にしています。

年齢層が幅広いチームだからこそお互いが交流できるように、教えあう時間や気軽に話せる時間を作るようにしています。

年に1回、12月末には「クリスマス会」が開かれて、チーム対抗で色んなゲームをしているんですよ。

このクリスマス会はいつも盛り上がり、この機会を通して仲良くなるメンバーもたくさん!

いつもとは違う一面を知ることで、チームワークを高める効果があるんだと感じていますし、練習以外の時間もチーム育成にとっては重要だと考えています。

また、メンバー一人ひとりと向き合うことは大切にしていて、それぞれの長所を伸ばせるように気をつけています。

気持ちも不安定になりやすい年齢の子もいるので、太鼓の練習場が「居心地のいいところ・自分の居場所」と思ってもらえる環境作りは、これからも大事にしていきたいです。

響座いなせ組はこんな活動をしている!

響座いなせ組の活動_屋内

次に響座いなせ組が普段どのような活動をしているか、今後の活動予定などを紹介します!

基本的に松阪市の大きなお祭りである「祇園まつり」「氏郷まつり」はもちろん「鈴の音まつり」や地域の夏祭り・秋祭りに出演しています。

秋には小学校の文化祭や芸術鑑賞祭、神社の新嘗祭など年間30件以上の演奏活動をしているそう。

響座いなせ組の活動_屋外

地域イベント以外には、県外のお祭りやフェスティバル、三重県代表としてジュニアコンクールへの出場も行っています。

しかし、2020年から新型コロナウイルス感染症の影響で、イベントやお祭りが減り、発表の場が少なくなってしまいました。

メンバーのモチベーションも下がり、地元にも活気が減少していると感じ、なにかできることはないのかと考えた結果、現在新たな挑戦を行っているそうです!

コロナの影響でイベントが減少…新たな取り組みとは?

大変な時期だからこそできることはないのか…

その考えから生まれた企画で、現在「松阪市×響座いなせ組」のプロモーションビデオを考案、開始しています!

2022年より、撮影がスタートした約1年間のプロジェクト。

松阪市の観光地で響座いなせ組が演奏した映像と、松阪の風景を合わせた観光PRも目的とした動画です。

4月には松坂城跡にて撮影をいたしました。

松阪市×響座いなせ組 プロモーションビデオ

地域の魅力を自分たちの力で発信したい!かつ、和太鼓の魅力も知ってもらいたい!そんな思いで、撮影を行っております。

また、来年2023年に20周年を迎え「20周年記念公演」を松阪市にて行う予定です。

周年に向けた曲つくりや練習にも力を入れており、新メンバーを希望するお子さんも募集しています!

気になるという方は、こちらの公式LINEからもお問合せできますよ♪

※詳細は響座いなせ組の公式ホームページにて更新予定

3歳~シニア層まで通える太鼓教室も開講

幅広い年齢層での太鼓教室

響座いなせ組は子どもがメインのチームですが、もっと幅広い年代の方に和太鼓を知っていただきたい!楽しんでもらいたい!と思い、2021年5月に「HIIBKIZA太鼓教室」を開講。

キッズクラス・小学生クラス・大人クラス・シニアクラスと年齢に合わせたクラスが豊富な太鼓教室です!

キッズクラスはリズム遊びが中心となった内容、大人クラスでは体を動かし仲間と一緒に和太鼓を楽しめます。

とくにシニアクラスでは、認知症予防や運動不足解消にと通ってくださる方も多く、新たなコミュニティを作れる楽しい空間ですよ。

講師は、響座いなせ組の代表とメンバーの女性の2人で、明るく活き活きとしたレッスンを受講できます!

6月1日にプロの太鼓芸能集団「鼓童」が松阪で公演

最後に、松阪で行われる和太鼓イベントのお知らせです。

響座いなせ組が指導していただいたこともある、プロの太鼓芸能集団「鼓童」が2022年6月1日(水)に、松阪市のクラギ文化ホールにて公演を行います。※こちらのイベントは終了しました

松阪市で公演があるのは3年ぶり。

プロの演奏を地元で見れる機会は中々ないので、興味のある方はぜひお越しください。

お祭りで聞く和太鼓とはまた違う、芸術性あふれる演奏を楽しんでいただけます!和太鼓のイメージが変わる方もいるかも…?

詳しくは鼓童の公式ホームページをご覧ください。

まとめ|和太鼓 響座いなせ組

和太鼓 響座いなせ組の今後の活動

今回は松阪市で活動する「響座いなせ組」さんについて紹介させていただきました。

日本の伝統芸能を継承し、松阪市を活性化させる取り組みをされていること、とても素敵だと思いますし、今後も一緒に松阪市を盛り上げていきたいです♪

MieLでは、これからも地元で活動されている団体や地域の方を応援していきます。

紹介記事もたくさん載せていきたいなと思っていますので、楽しみにしていただけると嬉しいです!

ちなみに、響座いなせ組に所属している松本さんは、TikTokなどのSNSを通して和太鼓の魅力を伝える活動もしています。

こちらもインタビューした記事がありますので気になる方は、ぜひご覧ください♬

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団体名 響座いなせ組
住所 三重県松阪市山室町2335-1
TEL 080-5124-4914
FAX 0598-23-8330
公式HP https://inasegumi.com/insegumi/
太鼓教室 コース ・親子コース(2歳頃~)・幼児コース(3歳頃~)・小学生コース(6歳頃~)・大人コース(高校生~大人)・シニアコース(65歳以上)※()は対象年齢
練習場所 【HIBIKIZA taiko studio】〒515-0052 三重県松阪市山室町2335-1
入座金 5,000円
月謝 / 週1回 5,000円
響き座いなせ組 練習場所 【松阪市役所 橋西地区市民センター】〒515-0818 三重県松阪市川井町772−10
【本居会館】〒515-0073 三重県松阪市殿町1533−2

入座金 5,000円
月謝 / 週2回 5,000円

レミ-上半身横向き
「MieL(ミエル)」は三重県の地域や企業、人との「つながり」を形として見えるようにしたいという思いから立ち上げました。県内のグルメ・お店情報をはじめ、サンエルの活動、デジタルテクノロジーについてなど、ビジネスや生活に役立つさまざまなコンテンツを発信しています。
※運営は三重県松阪市にある 株式会社サンエル が行っています

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