突然ですが皆さんは、エンジニアの仕事にどんなイメージを持っていますか?
黙々とパソコンと向き合い作業する、というイメージが強い方が多いのではないでしょうか。
わたしもサンエルに入社する前は、エンジニアという職種は常にパソコンの前に座り、システムを作っている仕事という印象が強かったです。
ですが実際は、チームメンバーやお客様とコミュニケーションを取る場があり、人との関りがある仕事です。
今回の記事では、エンジニア同士や上司と部下間での関係を築くためにも、サンエルで大切にしている取り組みを3つ紹介していきます!
なぜエンジニアにコミュニケーション能力が必要?
エンジニアを目指す人の中には、ITスキルや知識・技術を持っていれば、業務をこなせるのでコミュニケーションは必要ないと考える方もいるかと思います。
しかし、基本的にシステム開発は、チームで行います。
スケジュール管理、チーム間の連絡、業務状況の報告や確認・共有など、チームメンバーでコミュニケーションが取れないと、作業に支障がでたり、問題が発生する原因になるのです。
もちろんお客様のニーズに合った開発や、プロジェクトを遂行するためにもコミュニケーションは欠かせません。
とは言ったものの、「実際人と話すのが苦手」という方もいますよね。
そこで、サンエルの開発部で行っているコミュニケーション方法を紹介していきたいと思います!
1on1で心の距離を縮める
サンエルでは、メンバーと心の距離を縮めるために、「1on1(ワンオンワン)」という方法を取り入れています。
「1on1」とは上司と部下が1対1で話し合うミーティングのことで、IT企業などを中心に導入されている取り組みです。
1on1ミーティングは、もともと米国のシリコンバレー企業が取り組みはじめたマネジメントの手法。
上司と部下の関係性構築のうえで欠かせない取り組みとなっており、週1回から月1回ほどで定期的に開催します。
部下は課題や悩みを上司と共有するというスタイルで、上司は部下の話を聞きフィードバックを行います。
このミーティングは部下の評価や進捗管理などを目的とした面談とは違い、上司からの一方通行のコミュニケーションを防ぐことで、信頼関係を築くのが目的です。
サンエルの開発部署では、1年未満の新人はこの1on1を週1で行っています。
では、どのような目的効果と狙いがあるか、開発部の責任者である菅野に話を聞いたので、詳しく説明していきますね。
1on1の目的効果とねらい
―――目的やねらいはありますか?
菅野:基本的には、相手との距離を縮めて、コミュニケーションの質を高めることが目的です。
上司と部下の心の距離を縮めるためにも、1on1の時間は大切にしていて、本来の目的と同じように相手が主体となるミーティングを心がけています。
よく1on1をする際に、課題を与える人がいるようですが、気軽に話すためにもわたしは「1on1のために課題は与えない方がいい」と考えています。
なので、基本的に事前準備はせず、話題もなんでもありにしているんです。
いわば昔の飲みコミュニケーションのかわりですね。
―――実際どんな話をするんですか?
菅野:プライベートでも仕事の内容でも、アニメやゲーム、漫画などエンタメの話などたわいのない話を30分ほど行っています。
あと、具体的な案件など会議で相談することは話さないようにしています。
軽い相談ならOKとしているので、基本的に分からないことを質問されることが多いですね。
この取り組みを通して普段は聞きにくいことを相談したり、ため込んだことを吐き出す時間になったりするので、ガス抜きにもなるんです。
なので、この1on1は1年目だけとは決めず、それぞれの成長や関係性に合わせて期間や頻度は決めています。
新入社員以外にも開発部のメンバーは年に2回は必ず1on1を行っていますよ。
この取り組みをすることで、チームの関係性の向上・モチベーションの維持・悩みの解決ができます。
コロナウイルス感染症で飲み会など、仕事以外で関わる時間が減ってしまったからこそ、雑談する場として大切にしている時間ですね。
次に、チーム全体で取り組んでいることを紹介していきます!
毎日全員が集まる機会をつくる「スタンドアップ」
サンエルの開発部では、最新の「アジャイル開発」という方法を取り入れています。
アジャイル開発(アジャイルソフトウェア開発)は現在主流になっているシステムやソフトウェアの開発手法の1つです。
『計画→設計→実装→テスト』といった開発工程を、機能単位の小さいサイクルで繰り返すのが最大の特徴。
「プロジェクトに変化はつきもの」という前提で進められるので仕様変更に強く、プロダクトの価値を最大化することに重点を置いた開発手法です。
このような開発を行うためにも必要となる取り組みとして「スタンドアップ」を行っています。
スタンドアップとは、毎日時間を決めて15分~30分程度で関わる人全員が集まるミーティングです。
いわば朝礼的なもの。
その会議では、昨日やったこと・今日やること・困っていることなどや、チームの進行状況を共有します。
毎日この時間があることで、みんなと会う機会が増えて、コミュニケーショーンが密になるので日々の仕事がよりスムーズに進むのです。
エンジニアが効率よく開発ができるためにはこのような場が必要だと考えており、開発部では大切にしているミーティングの一つなんですよ。
最後に、3つ目の取り組みについて説明していきますね。
チャットでコミュニケーションをとり文章力UP
サンエルでは、コミュニケーションを取りやすくするために、チャットを使用しています。
SlackやChatworkといったチャットツールでコミュニケーションとると文章力が上がり、特にエンジニアはプログラミング能力に繋がるのです。
読みやすいコードを書くためには、読みやすい文章を書けなければいけません。
なので、手を抜きすぎないでちゃんと書く!を徹底しており、チャットでのやり取りを通して文章力が自然と鍛えられます。
でもなんでチャット?メールの方がしっかり書けて文章力が上がりそう!と思ったかたもいるかもしれません。
実際に、文章を書くトレーニングツールとしては、メールよりチャットが良いんです。
なぜかというと、チャットは文章を直せるから!
メールだと何度も確認して、送るのにも時間がかかりますよね。
チャットの方がトライ&エラーを繰り返せるので結果的に文章力を鍛えることができ、会話に近い形でやり取りをすることで、作業効率をあげられるんです。
また、サンエルではお客さんとのやり取りもチャットツールを使うことが多いです。
注意点として、誰でも見れるチャットでは、重要なファイルは添付せずドライブに入れる・IDとパスワードは送らないということは徹底しています。
ルールを守りながらチャットを使用して、文章力を高めることで、総合的にエンジニアとしてのスキルも磨くことができるのです。
まとめ|サンエルエンジニアのコミュニケーション方法
エンジニア同士がコミュニケーションを密にとるために、サンエル行っている3つの取り組みを紹介しました。
これは開発部(エンジニア)だけでなく、組織の中で活用できる方法なので、少しでも参考になれば嬉しいです。
わたしもインタビューをする中で、開発部の組織内コミュニケーションがこんなにも密であることに驚きました。
とくに、普段はリモートで作業されているエンジニアの働き方、会議の方法は参考になることが多かったのではないでしょうか。
また、サンエルではslackやChatworkといったチャットツールだけでなく、気軽に声をかけて話をしたいときに、バーチャルオフィスツールの oVice を使うこともあります。
oViceなら、たとえば相手のアバターが集中スペースやリラックスルームなど、どこに居るかに応じて、声をかけるタイミングを図りやすいですよ。
社内のことであっても部署が変わると分からないことがあるので、今後の記事でもいろんなサンエルの一面を紹介できればいいなと思っています!
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