MieLは三重県松阪市にあるシステム開発会社、株式会社サンエルが運営するメディアサイトです。
今回、サンエルがどのような会社なのか知ってもらいたいと思い、社長の辻橋と副社長の南に、サンエル設立にまつわるエピソードなどをインタビューしました。
最初にサンエルの概要や企業理念からお話してもらいます。
サンエルってどんな会社?
2010年の創立から「関わる人全てを幸せにする」を企業理念に活動を続け、2021年で12年目になります。
主な業務内容は、企業の業務管理システムやアプリの開発、Webサイトの制作などです。
また、地元三重に貢献する事業にも力を入れています。
例えば、地元のIT人材を育成する「三重県IoT推進ラボ」への参加や、子供向けプログラミング教室「サンエルキッズラボ」の運営などです。
弊社についてさらに詳しくは、会社概要の見出しで解説していますよ。
サンエルの企業理念について
これは2008年末に作った会社設立時の資料にも書かれており、私たちは11年間同じ理念を持って活動を続けてきました。
サンエルはこれからも「人を幸せにする」という思いを根幹に据え、3つのL(Love、Life、Link) を実現するサービス作りを目指していきます。
なぜ会社を立ち上げようと思ったのか
それではここから、会社設立への思いやサンエルの歩んできた歴史を、社長の辻橋と副社長の南に対談形式で話してもらいます。
最初に2人のプロフィールを簡単に紹介しますね。
社長 辻橋
2008年、株式会社リクルート入社。HRカンパニーのアントレ部門で、中小企業のコンサルティングを行いながら、数々の企業の独立支援を行う。その経験を基に2010年4月より株式会社サンエルを地元三重にて立ち上げ。
副社長 南
大手キャリアのポータルやモバゲータウンなどのサービス立ち上げの経験を基に、2010年株式会社サンエルを共同設立する。漫画を読むのが大好き。
南:会社の拡大をミッションにした、いわゆる資本主義的、都会的な会社作りじゃないことがしたいと思っていました。
そしてそれをやるにあたって、社長は誰がいいか考えたとき「辻橋がいいな」と思い、彼にオファーを出しました。
私は会社というのは1つの劇場みたいなものだと考えていて、一番器量があって、周りを引き立てられる人が主役をやるべきだと考えたんですよ。
そして自分の人脈を考えたとき、辻橋が一番いいなって思ったんです。
辻橋:私はチームでワイワイするのが好きなんですが、学生が終わるとなかなかそういう機会が持てなくなりますよね。
ワイワイしたいならそのためのちゃんとした組織が必要なんですよ。
それと、今の日本社会に合ってないから、社会で活躍できない人が輝ける場を作りたいって思いもありました。
「思いはあってもビジョンは明確化していない」ってところに南からの誘いがあったんです。
南:さっき辻橋も言っていたけど、今の社会に合っていないだけで本当は活躍できるはずの人たちが、一人ひとり活躍できるようにしたいなって。
ただ自分は実務的な人間だから、リーダーをやった場合細かく指示を出してしまうと思ったんです。
でも、それだと組織が育っていかないんですよね。
だから辻橋みたいにドーンとできる人というか、みんなで担げるタイプの人をリーダーに据えた方がサンエルって会社のやりたいことができると考えたんです。
そういう意味ではシナリオライターは自分で、主役が辻橋みたいなスタイルですね。
最初はソーシャルゲームの開発をやっていた
辻橋:ソシャゲの他にはホームページのデザインテンプレートを作って売ったりとか、色々と試行錯誤してましたね。
ちなみに開発したソシャゲの中で一番売れたのは、「モバゲータウン」で配信していた「チームで激突!ワイワイバトラー」(以下「ワイワイバトラー」)です。
南:そうして生まれた「ワイワイバトラー」が爆発的に売れて、会社が持ち直したのが、強烈に印象に残る初期の思い出です。
辻橋:サンエルを設立したのは10年前だから私たちもまだ若くて、今でこそ珍しくないけど当時は20代、30代で起業する人って少なかったんですよ。
だから銀行からなかなかお金が借りられなくて…そんな中とある銀行の支店長さんが高校の時の先生の息子さんで、その縁で応援してくれたんです。
ゲームからの撤退、地域に貢献する事業をはじめる
辻橋:でも「ソーシャルゲームは果たして人を幸せにしているんだろうか」という話を南とはよくしていたんですよね。
ソシャゲ自体も「ユーザーが協力してプレイするゲーム」からいわゆる「ガチャゲー」に変わっていったり、開発費もどんどんと膨らんでいって…
疑問を持っていたころに状況が変わっていったので、そこから脱却したいと思うようになったんです。
南:だから「サンエルがこの事業をやる意味ってなんだろう」って考えていたんですよね。
それで今から5年くらい前から、2つの軸を意識して事業転換を始めたんです。
いわゆるDX(デジタルトランスフォーメーション)の走りというか、ゲーム以外でリアルの世界にデジタルを持ち込むような事業を、東京の企業と一緒にやるというのがひとつめの軸です。
もうひとつが地域密着で、「私たちは地域でビジネスをやっていく会社なんです!」って地元の人との繋がりを広げていく軸です。
前者を私、後者を辻橋が担当して、この2軸のプロジェクトをはじめようとしたんです。
ちなみにMieLのようなメディアサイトの運営は前者の軸ですね。
辻橋:例えばITコンサルティングや先ほども紹介したキッズラボなどです。
IT人材の育成を通して、三重県にIT技術を広めていってます。
ここ2、3年で「IT技術のあるサンエルさんに相談したい」っていう相談が来るようになったのは嬉しい成果ですね。
これからも、南が言ったように「我々がやる意味」というのを考えながらやっていきたいです。
サンエルの今後について
最後にサンエルがこれからどんな企業を目指し、どのように活動していきたいのか教えてください。
辻橋:「地域を」とは言ってるけど、地域だけにこだわらずどんどん範囲を広げて、ITで世の中を豊かにしていきたいですね。
そしてサンエルで働いてる人や、関わる人みんなが幸せになる企業を目指してます。
南:具体的には、DXが地方も含めて日本で広がりはじめているので、地域や地方に必要なDXを推進する会社でありたいというのがひとつです。
もうひとつは、地方からでもWebやITを通じて、日本や世界の人に喜んでもらえるサービスを発信していくことです。
地方でサンエルを立ち上げたのって、「地域の人たちの生活に寄り添ったサービスを作りたい」という考えの軸があったからです。
なので、その軸と「かかわる人を幸せにする」っていう軸の2つを実現していきたいですね。
会社概要
会社名 | 株式会社サンエル |
所在地 | 〒515-0085 三重県松阪市湊町196-2F |
電話番号 | 0598-22-4800 |
設立年 | 2009年6月26日 |
主要取引先 | 三重県庁 株式会社アイモバイル 株式会社アドウェイズ 株式会社NTTドコモ Google Inc. 株式会社PFU 株式会社ファンコミュニケーションズ 株式会社フェズ 株式会社松阪電子計算センター シスコシステムズ合同会社 ネットワンシステムズ株式会社 (五十音順) |
沿革 | |
2009年 | 株式会社サンエル設立 |
2010年 | 本社移転(三重県松阪市川井町) 三重県で活動開始 ソーシャルゲーム「幻獣アルケミスト」リリース ソーシャルゲーム「チームで激突!ワイワイバトラー」リリース |
2011年 | 本社移転(三重県松阪市京町) ソーシャルゲーム「聖剣アルケミスト」リリース |
2012年 | ソーシャルゲーム「ドラゴンカードGP」リリース |
2013年 | ソーシャルゲーム「大華戦国バトル 竜法伝」リリース 産業活性化推進協議会の設立・参画 |
2014年 | ソーシャルゲーム「エルダイスの地図」リリース スマホアプリ「fancy call」リリース 第53回氏郷まつりにおけるFree Wi-Fiと市民向けアプリケーション活用実証実験を実施 |
2015年 | 本社移転(三重県松阪市湊町) |
2016年 | 地域の人同士をつなぐ!代行サービスの代行者マッチングアプリ「シェアマッチ」を開発 三重県IoT推進ラボの立ち上げ・参画 |
2018年 | プログラミング教室事業開始 |
-
松阪市でプログラミングを学ぼう!サンエルキッズラボのご紹介
続きを見る
-
「DX」とは?将来を見越した業務システムについて聞いてみた
続きを見る